組織全体で説明責任と可視性を改善
会議とアクションアイテムのフォローアップに費やす時間を削減
養育家庭で支援する子供の数を年間 9 倍以上に
Danny Mendoza はいとこが車の中で生活していることを最初に知ったとき、彼を助けて、養育家庭に入れようとリソースを集め始めました。この過程の中で、彼は大抵の里子たちは私物をゴミ袋に入れて家から家へと移り渡り、兄弟姉妹たちと離れ離れになり、さらには大学を卒業できないという現実を知りました。これを受けて、Danny は里親のもとで暮らす子どもたちの生活を改善することに全力を尽くす非営利団体 Together We Rise (現在の Foster Love) を設立しました。
Together We Rise は子供たちの養育家庭での体験を改善するために、何千人にも及ぶボランティア、ソーシャルワーカー、Court Appointed Special Advocates (裁判所が任命する特別擁護団体) や、トヨタ、Disney、そして JetBlue といったパートナー企業と協働しています。同組織は、里親以外の人が里子たちにインパクトを与えられるようにする手段を提供し、何千人もの生活を確実に向上させています。
創業者の Danny が組織のビジョンと戦略に集中すると同時に、カリフォルニア州ブリア市とテキサス州オースティン市に分かれて活動する 35 人のチームメンバーたちはダッフルバッグやスケートボード、自転車を提供するプログラムや、奨学金プログラムの実施に取り組んでいます。
同組織は 2014年にその活動を拡大し始めたとき、説明責任を維持することに苦労しました。チームメンバーはそれぞれの担当業務を覚えておくことができず、延々と続くメールや付箋は内容を把握しておくのが大変でした。誕生日や高校の卒業式といった細かなイベントは里子たちにとって非常に大切な行事であり、そのような小さなタスクを見落とすことがあると Danny のチームはとりわけ悔しい思いをしていました。すべての作業を把握する手段を持ち合わせていなかったチームは、自分たちが実現できたはずのインパクトを生み出すことができなかったのです。
チームメンバーの責任を明確にし、すべての仕事を管理するための、メールや付箋を使わない方法を見つけるため、Danny と彼のチームは自分たちの知り合いのネットワークに提案を求めました。すると、友人から連絡があり、Danny は勧められたとおり Asana について調べました。タスクと期日をチームメンバーに割り当てることができれば、説明責任を確立できそうだと考えた Danny は Asana を試す決断をしたのです。
Danny は自分の誕生日パーティという、小規模で利害のないプロジェクトから取り組み始め、チームのオンボーディングをシンプルに、楽しく実行しました。「いいね」のような機能や、To-Do リストのようにタスクにチェックを入れて完了するといった作業は、馴染みがあり、直感的にできたので、チームは簡単に Asana を導入できました。Asana をプロセスに組み込めるようにするために、Danny はチームメンバー全員に Asana を毎日チェックするようにと働きかけました。最終的に、彼はメンバーたちに Asana のトレーニング動画をいくつか見せて、チームがより多くのワークフローを Asana に追加するのを手伝いました。
チームを Asana に移行させて以来、Danny と組織の説明責任、可視性、スケーラビリティ、そして最終的には成果が向上しました。以下にそれを実現した方法を紹介します。
説明責任とは決して詳細を見逃さないということ: Asana を使用してイベントと会議の議題を管理することで、プロセスの各ステップにおいてメンバー全員の責任が明確になり、見落とす詳細の数を減らすことができます。また、イベントの開催前には特に重大となる「タスクのやり忘れ」も防ぐことができます。
可視性によりリーダーシップが一層効果的になる: Asana を使うことにより、Danny とエグゼクティブチームは組織全体で進行中のすべての仕事を俯瞰でき、必要に応じて特定のタスクの詳細を確認することもできます。機密性が高い仕事については、非公開タスクを使って従業員と内密にやりとりすることができます。
方向性を一致させることでチームはより多くを達成できる: Asana を使用するまで、Danny はチームに戦略と目標を共有する協働的な手段を持っておらず、それが原因で優先順位が曖昧になり、組織が生み出せるインパクトは制限されていました。しかし、今は Asana を使って目標を立てているので、チームメンバー全員が、どの仕事に集中すればよいのかを把握できます。たとえば、新しい奨学金プログラムを開始することが組織にとっての優先事項です。また、Zapier を使って Asana を Hubspot と Google スプレッドシートに連携することで、Danny と彼のチームは寄付金提供者管理のステップを自動化し、後手後手になることなく、寄付金提供者たちとの関係構築に集中できるようにしました。Asana のおかげで、組織全体がより望ましい目標を立て、より多くのプログラムを立ち上げ、年間 9 万人を超える子供たちを助けています。その数はなんと 9 倍に増えました!
Asana を使って説明責任、可視性、そして成功を手にした結果、Together We Rise は、使用するソフトウェアからインスピレーションを得て、それを養育家庭にいる子供たちに提供するサービスに適用することができています。オフィスにテクノロジーを導入したことで、同組織は家庭の里親子体験の改善に向けた取り組みを拡大できます。
Danny と彼のチームは Asana 以外のテクノロジーの利用も考えています。里子たちとその家族やソーシャルワーカーが写真と思い出をアプリにアップロードして、どこに住んでいても、思い出を 1 か所に保存しておくことが可能なツールの導入も計画しています。
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