イベントの計画を立てる際には、継続的に確認しておかなければならない多くの不確定要素や同時進行タスクがあります。予算の策定、ベンダーとの交渉、イベント当日へ向けたタスクの調整など、実際にイベントを開催するまでには多くの仕事があります。
イベント計画のプロセスをスムーズに進めるためには、イベントに関するすべてのタスクと、その詳細情報を一つのアクセスしやすい場所で管理する必要があります。Asana のイベント計画用テンプレートを使うと、イベント計画の全体的なスケジュールを確認でき、コラボレーションしやすくなるため、目的を持って計画を立てることができます。
イベント計画用テンプレートとは、イベント計画プロセスの効率化に役立つ、複製可能なフレームワークです。テンプレートを使うことで、イベントに関するさまざまな情報を一か所で管理できます。Asana のイベントプランニングテンプレートには、今後のイベントタスクやその詳細を管理するためのカスタムセクションやカスタムフィールドがすでに用意されています。これらを活用することで一貫性が生まれ、既存のイベント管理ワークフローも再現しやすくなります。すべてのステップが確実に実行されるという安心感を持って、最高のイベントを開催できます。
テンプレートを使用Asana のイベント計画用無料テンプレートを使って、イベントに関するすべての情報を一か所のアクセスしやすい場所で管理すると、静的なスプレッドシートにはできない形で情報を見える化できます。予算の把握から、イベントをスケジュール通りに進めるためのベンダーとのコミュニケーションなど、Asana のテンプレートを使うことでイベントがスムーズに進行します。
さらに、イベントの度にテンプレートを複製できるため、新しいプロジェクトを作り直す必要がありません。これにより手間のかかる準備作業が削減され、同様のイベントの計画を立てる際は確実に同じステップに従うことができます。
イベント計画用テンプレートには他にもこんなメリットがあります。
イベントが始まる前にイベントの予算を確保できる。
イベントの予定をタイムラインで可視化できる。
イベント計画の具体的なチェックリストを作成してイベントのタスクを管理することで、効率よく計画できる。
どのタスクが他のタスクに依存しているのか確認しやすく、スケジュールの問題が発生する前に障害となるものを排除できる。
プロジェクトから直接ステータス更新やイベントの進捗状況を共有できる。
マイルストーンを使って計画の進捗状況を把握できる。
ベンダーの一覧やゲストとの関係を積極的に管理できる。
Outlook、Gmail、Slack など、Asana と連携するアプリを使うことで、メッセージを実行可能なタスクに変換し、重要な文書も管理できる。
モバイルアプリを使い、イベント当日のタスクや計画をどこでも管理できる。
Asana のイベント計画用テンプレートには、イベントの重要な情報を管理するためのセクションやカスタムフィールドがすでに用意されています。また、独自のカスタムタグを作成してイベントに関する以下のような情報を管理することができます。
イベントのスケジュール
イベントの予算
ベンダーとの契約書やその他の重要文書
ゲストの一覧
タスクの締め切りや担当チームなど、イベントの運営に必要な情報
イベント当日のスケジュールや重要タスク
イベント後の評価やパフォーマンスのレポート
イベント計画用テンプレートは簡単に使うことができます。テンプレートのコピーを作成して、次のイベントに合わせて内容をカスタマイズしましょう。
まずは以下のステップに従ってください。
Asana のイベントプランニング計画用テンプレートをベースにし、特定のイベントのニーズに合わせてカスタマイズします。プロジェクトにそのイベントに合った固有の名前を付け、プロジェクトの説明にはそのイベントの概要と目的を正確に書きます。
イベントのタイムラインに対応するセクションでイベントタスクを整理します。テンプレートには、イベントのスケジュールに合わせて詳細を追加または修正できるセクションがあらかじめ用意されています。
各セクションにタスクを追加して期限を設定し、イベントが近づくにつれてチームが行う必要がある取り組みを計画します。マイルストーンを使用して主要な進捗の節目を管理できます。他のタスクを開始する前に完了する必要があるタスクを示すため、依存関係を割り当てます。
内部のチームメンバーと外部のステークホルダーを追加して、可視性と責任意識を確保します。チームメンバーにタスクを割り当て、ベンダーや請負業者などのイベントに関わる外部ステークホルダーを招待します。ベンダーが Asana を使用していない場合も Gmail や Outlook などのアプリの連携機能を介して、メッセージやメールを実行可能なタスクに変換すれば問題ありません。
タイムラインビューを使用して、イベントのスケジュールを俯瞰的に確認できます。計画の進捗状況がイベントのスケジュールどおりに進んでいることを確認します。優先順位が変化しても期日の再調整は簡単です。また、スケジュールの競合を事前に発見できます。
ステータス更新を介してテンプレートで進捗状況を共有し、チームの足並みを揃え、コミュニケーションのサイロ化を解消します。
Asana と Asana のモバイルアプリで直接 1 日のスケジュールを管理し、重要なイベントを滞りなく実行します。
Asana に組み込まれている機能とアプリは、チームが今後のイベントについて調整やコミュニケーションを行う際に便利です。また、Asana を離れることなく重要な文書や情報を常に把握できます。
タイムラインビュー: タイムラインビューは、ガントチャート式のプロジェクトビューで、すべてのタスクを横方向の棒グラフで表示します。各タスクの開始日と終了日はもちろん、タスク間の依存関係も確認できます。タイムラインビューを使うと、計画の各部がどのように関連しているかを簡単に把握できます。さらに、すべての作業を一度に見渡せるため、依存関係の競合を事前に見つけて対処でき、すべての目標を予定通りに達成できます。
マイルストーン: マイルストーンは、プロジェクトの重要なチェックポイントを表すものです。プロジェクトにマイルストーンを配置することで、目標に向かってどのようなペースで進んでいるかを、チームメンバーやプロジェクト関係者に知らせることができます。さらにマイルストーンは、プロジェクトの大きな目標に向かう過程で、小さな成果を一つ一つ祝う機会にもなります。
依存関係: タスクの依存関係を設定し、あるタスクが他のタスクを待機していることを示します。自分の作業が他の誰かの仕事をブロックしてしまっていることを知り、それにより優先順位を調整することができます。共同ワークフローを持つチームのメンバーが、他のタスクの終了を待っているタスクを簡単に把握し、自分の作業を始めるタイミングを知ることができます。前のタスクが完了すると、依存しているタスクを開始できるという通知を担当者が受けます。あるいは、自分の作業が依存しているタスクのスケジュールが変更された場合、Asana から通知が送られ、自分の期日も調整すべきかどうかを判断できます。
プロジェクトのステータス更新: 複数のツールを切り替えて、プロジェクトのステータスに関する情報を探したり、メールで済むような内容のミーティングに参加したりする状況に別れを告げましょう。Asana のプロジェクトステータス更新は使い方が簡単なだけでなく、チームが実行する仕事に直接紐づいています。そのためチームメンバーは、プロジェクト計画やコミュニケーション計画、目標、マイルストーン、成果物などのプロジェクトに関連する情報に容易にアクセスできます。プロジェクトのステータスレポートを使えば、手作業を減らし、情報を一元管理して、常に最新の情報をメンバーに伝えられます。
Gmail: Asana for Gmail との連携を使用すると、Gmail の受信トレイから直接 Asana タスクを作成できます。Gmail から作成するタスクにはメールのコンテキストが自動的に含まれるので、それまでの経緯を完全に把握できます。メールの作成中に Asana タスクを参照する必要があるときは、わざわざ Asana を開かなくても、Asana for Gmail アドオンを使い、直接 Gmail の受信トレイから簡単にそのタスクを検索できます。
Slack: Slack 上にあるアイデアや仕事のリクエスト、アクションアイテムを追跡可能な Asana のタスクやコメントに変換しましょう。ちょっとした質問やアクションアイテムが、期限と担当者つきのタスクに変わります。仕事を簡単に取り込めるので、やるべきことが Slack の中に埋もれ、流れることはありません。
Microsoft Teams: Microsoft Teams と Asana の連携を使用すれば、必要な情報を Teams から直接検索し、共有できます。Teams の会話を Asana の実行可能なアイテムに簡単につなげられます。また、Teams の会議中に、ブラウザーを切り替えずに、タスクの作成、割り当て、表示ができます。
Outlook: 代理店からの納品物評価依頼やパートナー企業からのデザインアセットのリクエストなど、アクションアイテムがメールで届いたときには、Outlook から直接 Asana のタスクを作成できます。そして、新規タスクを自身またはチームメイトに割り当て、期日を設定し、プロジェクトに追加して、他の関連する仕事に結び付けることができます。
まずはテンプレートから Asana を使ってみましょう。Asana の機能をフル活用すれば、これまで以上の最高のイベントを開催することが可能になります。