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QBR (四半期ビジネスレビュー) とは?目的、内容、実行のコツを解説

古田 弓恵の顔写真古田 弓恵
2024年6月9日
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概要

この記事では、QBR (四半期ビジネスレビュー) とは何か、その定義、目的、含むべき項目や設定方法などの基礎知識を解説します。QBR のテンプレートをどう活用するべきかもご紹介するので、今後の参考にしてみてください。

チームの取り組みに関するインパクトや価値を内外のステークホルダーに示すために開かれる QBR。この会議を設定してほしいともし頼まれたら、スムーズに設定できますか?もし不安要素があるのなら、この記事でまとめる QBR の基礎知識を一通りおさらいしてみましょう。

QBR とはどういう意味?

QBR は、四半期ごとに行う会議で、進捗や現在の状況、今後の戦略を確認する会議のことをいいます。英語の Quarterly Business Review の頭文字を取った略語で、日本語では四半期ビジネスレビューと呼ばれています。

主にカスタマーサクセスや営業部、マーケティングチームがクライアント (顧客) に対して行っているイメージがありますが、他のチームでも、内外問わずステークホルダーと共に開かれる会議です。

EBR (Executive Business Review、エグゼクティブビジネスレビュー) と呼ばれることもありますが、これは年に 1 回か 2 回程度しか行われない会議で、参加者も特定の意思決定者のみです。

QBR の目的は?

QBR を行う目的は、計画や戦略、活動の方針に対する現況をまとめ、その達成率や進捗状況を利害関係者と共有することにあります。そうすることで、プロジェクトが順調に進んでいるのかを確認し、万が一予定通りに進んでいない場合は、どう軌道修正をするのかが話し合われます。

QBR には、以下のようなメリットがあります。

  • 企業と顧客間の関係を強化できる

  • 戦略の確認と見直しができる

  • さらなる成果のための方向性、アクションアイテムを設定できる

  • 顧客とベンダーの間にあるビジネス関係の健全性を確認できる

双方がフィードバックや提案を共有することで、関係は強力になります。一方、ビジネスが拡大すると、すべてのクライアントとそのニーズを追跡し続けるのが難しくなるケースもあるでしょう。そういった際にも、QBR の場を設けることで、顧客のニーズが満たされているかどうかをしっかり確認できるようになるのです。

仕事を最大限効率化し、チームの生産性を上げるためには、Asana のプロジェクトマネジメント機能をお試しください。日々の業務と目標をつなげ、「誰が・何を・いつまでに行うのか」を可視化します。

Asana で生産性が向上する理由

QBR に含む項目

QBR に含む項目

QBR には通常、以下のような議題が盛り込まれます。QBR プレゼンテーションを用意しなければならない場合は、参考にしてみてください。

1. エグゼクティブサマリー

主要となるトピック、前四半期の実績で言及すべきことや、予定通りに進まなかった項目などをここでまとめます。プロジェクトの目的と状況を確認したり、次の四半期の目標とパフォーマンスもこの項目内で行います。

(CTA article) 記事: エグゼクティブサマリーの書き方 (実例付)

2. 目標 (KPI)

目標と KPI をクライアントと共に確認します。KPI はできるだけ具体的かつ定量的に示します。ここで、掲げる目標に対してどのようにサポートしていくのかを顧客にしっかり理解してもらうことが重要です。

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3. 次のアクションアイテム

前四半期の実績や課題、KPI などを考慮して、次の四半期のアクションアイテムを議論します。続行すること、実行をストップすること、今後開始することなどをまとめ、その理由と共にシェアしましょう。新たなアクションアイテムが出た場合は、別途記録しておくことを忘れないようにしてください。

4. ロードマップ

最後に、まとめの意味も兼ねて、大まかなロードマップを示します。ここで次の QBR の日程も具体的に示せれば最適でしょう。

QBR を実行するときのポイント

QBR 会議を開催するときには、次のポイントを押さえておくことがおすすめです。効率的に会議を進め、最大限生産性を向上させましょう。

  • 関係者からの意見をあらかじめ集めておく: 関連性の高いトピックを確実にカバーできるよう、関係者の意見を事前に収集しておきましょう。議題に直接つなげたアンケートやフォームを使用すると効率的です。

  • 議題を事前に共有する: 出席者と議題を事前に共有しておくことは、会議を順調に進めるために不可欠です。何を議論するのか全員が把握していれば、前もって自分の意見をまとめておくこともできます。

  • トピックごとの時間を区切って進行する: 時間をあまりにもかけすぎる会議は、非効率的です。あらかじめトピックごとの明確な制限時間を設けておきます。こうすることで、司会、プレゼンターもしくはファシリテーターが円滑に会議を進めることができます。

あらゆる仕事を管理できるワークマネジメントツール Asana なら、会議進行中に議事録をリアルタイムで取ることができます。今後のアクションアイテムやすぐにカバーしておきたいタスクなどはその場で作成し、担当者に割り振ることも可能。時間を最大限有効に使うために、Asana を活用しましょう。

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QBR のテンプレートを活用する

QBR はテンプレートを活用して、効率的に作成しましょう。

その際、実行する QBR がどこに焦点を当てているのかをしっかり把握していることが大切です。営業向けなのか、カスタマーサクセス向けなのか、ビジネス向けなのか。QBR を行う目的を定かにして、テンプレートをカスタマイズしていきます。

クラウド型ワークマネジメントソフトウェア AsanaQBR テンプレートは、個々のニーズに応じてカスタマイズすることができます。データを引っぱってくる場所、テンプレートを作成する場所、関係者と共有する場所、タスクを実行する場所、そのすべてが Asana 上にあるので、アプリの切り替えをする時間を省き、集中して仕事に取り組めます。

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まとめ

QBR とは何か、基礎知識についてまとめました。3 か月ごとに行われる QBR 会議で、進捗状況やこれまでの成果をクライアント (顧客) にプレゼンし、貢献度をアピールしましょう。今後の戦略やパフォーマンス改善にもつながる可能性のある QBR。テンプレートを有効活用すれば、効率的に行うことができます。

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